第1章:まずは…土地を探さなきゃ 

      2015/03/22

とにかく仕事はやり甲斐もあって楽しかったけど、本当に毎日忙しかった私達。そのせいもあってか、どうも子供には縁がなさそうだけど、それもまた人生かなと思い、趣味の車やゴルフなどにお金をかけて、それなりに贅沢をしていたけど、ある程度は貯金出来てるし、まぁいっか…なんて生活が約10年続いていました。

周りは次々と子供ができ、家を建てていく友達ばかり。でも子供はさておき、人生プライスレス!好きなことにお金をかけて楽しめばいいんだから、家だってべつに住めればいいじゃんとしか思っていなかったし、大家さんがすごくいい人だったせいもあり私達は同じアパートに深く考えることもなく、ずーっと暮らしていました。

そんな私達が急に家を建てようということになったのですから、それはもう大変!まず何からしたらいいんだろうと考えた私が思いついたのはまず不動産屋で土地を買うことでした。

できれば生活スタイルを大きく変えたくはなかったので、探す土地の条件は両親と私達が住んでいた家がある同じ地域内、80坪以上、バス停などの公共機関と、スーパーが近くにあるところということで、今の父の状況と、急いでいる理由を話し、該当する地域の不動産屋を全部回って土地を探しました。

ところがこの辺は市街化調整区域になっているので新しい土地はほとんど出ないとあらゆる不動産屋で言われ、それでも何件かある物件を見せてもらいましたが、どれも場所も価格もイマイチ。どこもいい物件が出たらご連絡しますからと軽くあしらわれた感じでした。

後から知りましたが、この辺は田舎のせいか、とても保守的でいきなり行った人間にいい土地なんて紹介してくれないのが当たり前らしいのです。

そんなある日、以前行ったF不動産のおじさんから運命の1本の電話が入ったのです。おじさんは「他の不動産屋とてんびんにかけたりしない」ということを条件に、私達の条件に見合った物件を紹介するというのです。早速F不動産に向かいました。

土地はF不動産のすぐ近くで、周りになにもない田畑の中の1角。地主さんの諸事情で、一刻も早く売却してお金が必要だというのです。田んぼの中の一軒家にはなるけど、東には箱根の山々が一望でき、西には富士山が臨めるし、広さも100坪以上ある。日当たりも風通しも良さそうだし、スーパーも徒歩1分、バス停もすぐそこだから車のない両親もきっと暮らしやすいはず。しかもこの辺は当時坪単価が大体23~25万円が相場だけど、20万円を切った金額で売ってくれると言うのです。

もちろんすぐに家族みんなで緊急会議です。もしかしたらまだ探せば他にもあるのかもしれないとも思いましたが、これを逃したらもうないかもしれないし…ということで、全員一致でこの物件を購入することを決めました。

そして本契約となるのですが、実は私は信心深い…までではないですが、こだわりがあって、いつも物事を起こすときには必ずそれなりの方にみてもらっているので、本契約の前に主人には内緒で方角や時期等をみてもらいました。

なぜ主人に内緒かというと主人はそういうことは全く信じていないというか、神様とか占いとか、そういうことが大嫌いなんです。ただの占いかと思われる人も多いと思いますが、特にお家を建てる時は気を付けないと災いが起こると私は本気で思っています。

きっと「すきだなぁ」と思ったご主人(男性)、「そうそう、あるある」と思った奥様(女性)たくさんいらっしゃるのではないかと思います。まぁこういうことは、人それぞれの主観、信じるも信じないも全て個人の自由ですからね。

幸いにもみてもらった結果、特に問題はなかったのでそのまま契約をしたのですが、この私の「こだわり」は後にまた色々な面倒を引き起こすこととなるのでした。

そして本契約の日、早速私を驚かせることが起こりました。

土地の値段は不動産屋のおじさんと始めに話した金額で大丈夫と聞いていたので、その金額をぴったり払えばいいのかと安易に考えていた私。でも実際にはその土地代の他、不動産屋への手数料、不動産売買契約に関する印紙代や取得税、また土地の所有権や抵当権に関する登記料、固定資産税などが別にかかっているのです。

さらに買った土地が少し低い場所だったので、盛り土をして地盤改良をしてもらったのもあり、それらは全てあわせて言っていた金額より約180万円も多くなっていました。もちろんこんなお金はすべて私の想定外のお金。

普通に考えたら後からの180万円なんて文句のひとつも言いたいところですが、これは私が無知だっただけのこと。地盤改良は別としても土地を買う人には、物件の広さに応じた手数料などの金額は誰にでも同じようにかかります。

まず土地を買う時の金額は、手数料が別か、また込みかを是非確認してみることをお勧めします。

S家のマイホーム物語

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