序章:そろそろ家が欲しいね

      2016/03/20

ねぇパパ。 そろそろ家が欲しいけど、うちの場合どこに建てるの? 長女が小学校に入る前に決める必要があるの? 今のままでいいの? いつ建てるの? どうするの?

 

2010年10月の雨の休日、パパはママにこんな質問攻めに合い、久しぶりに住宅展示場にでも行こうかと提案した。ママはかつてから冬暖かい家が欲しいと決めており、エアコンで暖を取っていない積水ハイムの家が密かに気に入っていた。1か月後に出産を控えていた時期でもあるから遠出も出来ないし、近くの住宅展示場に行くのはちょうどいいか。

パパは、生まれ育った北海道に家を建てる事を目標にしていた為、千葉で家を建てる事にあまり積極的ではなかった。しかし、仕事の関係と長女の小学校やもう一人家族が増える事を考えると、夢ばかり追っていてもしょうがないと薄々感じていた事もあり、我が家の財布の中身と相談し少し具体的な質問でもしてみようかと思っていた。とりあえず、住宅展示場に行き、積水ハイムを見た後に適当に2〜3件モデルハウスを見て時間をつぶすことにした。

 

我が家は、結婚した当時のタイミングでマンションを購入した経験がある。転勤をきっかけに購入して2年も経たないマンションを売却し、現在は戸建ての賃貸を住処にしている。

築30年の古い戸建てだが、水回りとリビングは入居前にリフォームしてあり不満も特になく結構気に入っている。幼稚園も小学校も近い。

マンションの便利さも経験したが、やはり次は戸建てがいいと夫婦の意見も一致していた。好きな間取りが実現できる。洗車が趣味のパパは好きな時に車が洗いたい。家庭菜園に憧れていたママは自分の畑を庭に作りたい。理由は単純だ。

今住んでいる賃貸の戸建てでは、パパの洗車はできる。ママの家庭菜園は残念ながらできないが、庭のプランターでミニトマトを作ってとりあえず満足している。

基本的にこの夫婦は住まいに対して興味があり、新聞広告を見ては粗品をタダでもらう事を目的に冷やかしで展示場へ行くことが時々あった。

子どもの成長がきっかけで家を決める人が多いと聞くが、我が家も例外ではなかった。

 

建てる場所も決まってなく、展示場に行ってみても土地探しからとなると資金計画も具体性がなく漠然とした話しかできないのが現状である。

理想の家は買えるのか?土地って場所によって金額も変わるけどどのくらいの大きさでいくらくらいを目安に検討したら良いのか?

土地の購入費と建物の建築費。外構工事に家具の新調。いったい全部でいくらかかるのか?お金はいくらまで借りられるのか?毎月いくらまでなら払えるのか?我が家に今いくらお金があってどこまで自己資金としてあてにできるのか?考える事決める事が今の時点で多すぎである。買うと決めたら決めたでさらに決める事が出てくる。大変だなぁ。

とりあえず、住む家はあるさ。長女はまだ年少。焦る必要もないさ。深く考えないでモデルハウスを見に行こう。そんなことをパパは考えていた。

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